保科温泉の温泉水は約30度。そのままでは入浴に適さないことから、これまでは重油ボイラーのみにより加温をしておりましたが、2012年(平成24年)3月、木質ペレットを燃料とする木質バイオマスボイラーが完成し、カーボンニュートラルで地球環境にやさしい施設として運営を行っています。
※長野市市有施設では初めての導入です。
間伐材などを圧縮成型した小粒の木質ペレットを燃料とするボイラーです。
木質ペレットは、原材料である木が、その成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素を吸収していることから、燃焼させても全体として見れば大気中の二酸化炭素量を増加させないカーボンニュートラルが特長です。
木質バイオマスボイラーは、従来のボイラーと比べて二酸化炭素の排出を削減する効果が高く、再生可能なエネルギーとして、地球温暖化防止の役割を果たします。
なお、保科温泉で燃料に使用している木質ペレットは、県産材カラマツ100%のものを長野森林組合様から調達しており、地域材の地産地消に貢献しています。